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明治元訳「舊約聖書」(1953年版) 大正改訳「新約聖書
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Genesis 25
25 / 50
1
アブラハム再妻を娶る其名をケトラといふ
2
彼ジムラン、ヨクシヤン、メダン、ミデアン、イシバク、シユワを生り
3
ヨクシヤン、シバとデダンを生むデダンの子はアッシユリ族レトシ族リウミ族なり
4
ミデアンの子はエパ、エペル、ヘノク、アビダ、エルダアなり是等は皆ケトラの子孫なり
5
アブラハム其所有を盡くイサクに與へたり
6
アブラハムの妾等の子にはアブラハム其生る間の物をあたへて之をして其子イサクを離れて東にさりて東の國に至らしむ
7
アブラハムの生存へたる齡の日は即ち百七十五年なりき
8
アブラハム遐齡に及び老人となり年滿て氣たえ死て其民に加る
9
其子イサクとイシマエル之をヘテ人ゾハルの子エフロンの野なるマクペラの洞穴に葬れり是はマムレの前にあり
10
即ちアブラハムがヘテの子孫より買たる野なり彼處にアブラハムと其妻サラ葬らる
11
アブラハムの死たる後神其子イサクを祝みたまふイサクはベエルラハイロイの邊に住り
12
サラの侍婢なるエジプト人ハガルがアブラハムに生たる子イシマエルの傳は左のごとし
13
イシマエルの子の名は其名氏と其世代に循ひて言ば是のごとしイシマエルの長子はネバヨテなり其次はケダル、アデビエル、ミブサム
14
ミシマ、ドマ、マツサ
15
ハダデ、テマ、ヱトル、ネフシ、ケデマ
16
是等はイシマエルの子なり是等は其郷黨を其營にしたがひて言る者にして其國に循ひていへば十二の牧伯なり
17
イシマエルの齡は百三十七歳なりき彼いきたえ死て其民にくははる
18
イシマエルの子等はハビラよりエジプトの前なるシユルまでの間に居住てアッスリヤまでにおよべりイシマエルは其すべての兄弟等のまへにすめり
19
アブラハムの子イサクの傳は左のごとしアブラハム、イサクを生り
20
イサク四十歳にしてリベカを妻に娶れりリベカはパダンアラムのスリア人ベトエルの女にしてスリア人ラバンの妹なり
21
イサク其妻の子なきに因て之がためにヱホバに祈願をたてければヱホバ其ねがひを聽たまへり遂に其妻リベカ孕みしが
22
其子胎の内に爭そひければ然らば我いかで斯てあるべきと言て往てヱホバに問に
23
ヱホバ彼に言たまひけるは二の國民汝の胎にあり二の民汝の腹より出て別れん一の民は一の民よりも強かるべし大は小に事へんと
24
かくて臨月みちて見しに胎には孿ありき
25
先に出たる者は赤くして躰中裘の如し其名をエサウと名けたり
26
其後に弟出たるが其手にエサウの踵を持り其名をヤコブとなづけたりリベカが彼等を生し時イサクは六十歳なりき
27
茲に童子人となりしがエサウは巧なる獵人にして野の人となりヤコブは質樸なる人にして天幕に居ものとなれり
28
イサクは麆を嗜によりてエサウを愛したりしがリベカはヤコブを愛したり
29
茲にヤコブ羹を煮たり時にエサウ野より來りて憊れ居り
30
エサウ、ヤコブにむかひ我憊れたれば請ふ其紅羹其處にある紅羹を我にのませよといふ是をもて彼の名はエドム(紅)と稱らる
31
ヤコブ言けるは今日汝の家督の權を我に鬻れ
32
エサウいふ我は死んとして居る此家督の權我に何の益をなさんや
33
ヤコブまた言けるは今日我に誓へと彼すなはち誓て其家督の權をヤコブに鬻ぬ
34
是に於てヤコブ、パンと扁豆の羹とをエサウに與へければ食且飮て起て去り斯エサウ家督の權を藐視じたり
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