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明治元訳「舊約聖書」(1953年版) 大正改訳「新約聖書
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Philippians 2
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1
この故に若しキリストによる勸、愛による慰安、御靈の交際、また憐憫と慈悲とあらば、
2
なんぢら念を同じうし、愛を同じうし、心を合せ、思ふことを一つにして、我が喜悦を充しめよ。
3
何事にまれ、徒黨また虚榮のためにすな、おのおの謙遜をもて互に人を己に勝れりとせよ。
4
おのおの己が事のみを顧みず、人の事をも顧みよ。
5
汝らキリスト・イエスの心を心とせよ。
6
即ち彼は神の貌にて居給ひしが、神と等しくある事を固く保たんとは思はず、
7
反つて己を空しうし、僕の貌をとりて人の如くなれり。
8
既に人の状にて現れ、己を卑うして死に至るまで、十字架の死に至るまで順ひ給へり。
9
この故に神は彼を高く上げて、之に諸般の名にまさる名を賜ひたり。
10
これ天に在るもの、地に在るもの、地の下にあるもの、悉とくイエスの名によりて膝を屈め、
11
且もろもろの舌の『イエス・キリストは主なり』と言ひあらはして、榮光を父なる神に歸せん爲なり。
12
されば我が愛する者よ、なんぢら常に服ひしごとく、我が居る時のみならず、我が居らぬ今もますます服ひ、畏れ戰きて己が救を全うせよ。
13
神は御意を成さんために汝らの衷にはたらき、汝 等をして志望をたて、業を行はしめ給へばなり。
14
なんぢら呟かず疑はずして、凡ての事をおこなへ。
15
是なんぢら責むべき所なく素直にして、此の曲れる邪惡なる時代に在りて神の瑕なき子とならん爲なり。汝らは生命の言を保ちて、世の光のごとく此の時代に輝く。
16
かくて我が走りしところ勞せしところ空しからず、キリストの日にわれ誇ることを得ん。
17
さらば汝らの信仰の供物と祭とに加へて、我が血を灌ぐとも我は喜ばん、なんぢら衆と共に喜ばん。
18
かく汝 等もよろこべ、我とともに喜べ。
19
われ汝らの事を知りて慰安を得んとて、速かにテモテを汝らに遣さんことを主イエスに頼りて望む。
20
そは彼のほかに我と同じ心をもて眞實に汝らのことを慮ぱかる者なければなり。
21
人は皆イエス・キリストの事を求めず、唯おのれの事のみを求む。
22
されどテモテの錬達なるは汝らの知る所なり、即ち子の父に於ける如く我とともに福音のために勤めたり。
23
この故に我わが身の成行を見ば、直ちに彼を遣さんことを望む。
24
我もまた速かに往くべきを主によりて確信す。
25
されど今は先われと共に働き共に戰ひし兄弟、すなはち汝らの使として我が窮乏を補ひしエパフロデトを、汝らに遣すを必要のことと思ふ。
26
彼は汝 等すべての者を戀ひしたひ、又おのが病みたることの汝らに聞えしを以て悲しみ居るに因りてなり。
27
彼は實に病にかかりて死ぬばかりなりしが、神は彼を憐みたまへり、啻に彼のみならず、我をも憐み、憂に憂を重ねしめ給はざりき。
28
この故に急ぎて彼を遣す、なんぢらが再び彼を見て喜ばん爲なり。又わが憂を少うせん爲なり。
29
されば汝ら主にありて歡喜を盡して彼を迎へ、かつ斯くのごとき人を尊べ。
30
彼は汝らが我を助くるに當り、汝らの居らぬを補はんとて、己が生命を賭け、キリストの事業のために死ぬばかりになりたればなり。
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